認知症の母に普通の暮らしを思い出させてくれる場所

うちの母は認知症です。
私のことを自分の妹と勘違いしたり、さっき食べたばかりなのに夕飯はまだ?と尋ねたりします。
認知症だから粘り強く付き合わなければいけないと思いながらも、イライラしてしまうことが多く、このままでは私も母もダメになると思い、有料老人ホームへの入居を決めました。
その母の様子を尋ねたところ、ちょうど昼食をみんなで食べるところでした。
そこで驚いたことがあったのです。
なんと母が配膳の準備を手伝っているのです。
ここはグループホームではないので、食事の準備は全てスタッフさんがやってくれるのですが、母がやりたそうにしていたので声をかえたところ、一緒にお手伝いをするようになったとのこと。
食事の後は、みんなの湯のみを洗うお手伝いもするそうです。
そういえば、母は料理が大好きでした。
いつも鼻歌を歌いながら食卓にお皿を並べていたことを思い出しました。
今でも私の名前を思い出してくれないし、先日は歯磨き粉を顔に塗るというアクシデントをやらかしたそうですが、それでも、こうやって母らしい姿をみることができ、母らしい時間を与えてくれる老人ホームに、とても感謝しています。